大きく変わったこと、ポイントとなる点は何? という視点であげるなら
・ポイントが減らなくなった。(競技合計は4ヶ月でリセット)

・競技合計と生涯合計という2つの指標ができた。

・FNMが爆アドになった。

この3点になると僕は思います。それぞれについてちょこちょこと書いていきたいと思います。

・ポイントが減らなくなった
一番目立つ変更点はこれですね。
まずメリットとしてはレーティングを守る為に大会に出られない、ということがなくなりました。大会に参加することに消極的になるような要因がなるべく無いほうが良いというのは当然で、この点ではとてもいい変更であると言えます。
デメリットとしては新規参入者にとってきつい制度であるということですが、競技合計の方は4ヶ月刻みでリセットされるのでそんなに問題ではないと思います。

・競技合計と生涯合計という2つの指標ができた。
競技マジックには関係ないのであまり目立たない変更ですがこの変更も大きいと思います。
簡単に言ってしまえば「競技合計」の方は今までのレーティングシステムと同じようなPTの招待やGPの不戦勝に関わるもので「生涯合計」は廃人度を計るもので特に何も効力を持ちません。
「生涯合計」というのはPWPのページを開くとTOPに表示される自分のPWとしての経験値を表したようなもので、今までの自分の公認大会でのすべての結果がそこに反映されています。プレイヤーはRPGでのレベル上げのように自分のレベル・称号がランクアップしていくことを楽しむことができます。
さらに、「生涯合計」が制定されたことで認定カジュアルイベントに参加することの意義が以前より増しました。具体的に言うと例えば公認EDHに参加するだけでも「生涯合計」を稼ぐことができます。EDH廃人の皆さんおめでとうございます。

・FNMが爆アドになった。
制度の変更に伴いFNMの重要性が飛躍的に増しました。今までの制度だとK値が一般の大会の半分だったFNMですが新しい制度からは貰えるポイントが一般の大会の3倍になります。
具体的な計算をすると
10人のFNMで3-0をすると30ポイント
64人の一般大会で6-0して優勝しても22ポイント
新制度でのFNMのコスパが異常なのがよくわかりますね…。
ある意味ではこの変更が一番影響を及ぼすのかもしれません。 ポイントで招待や不戦勝を狙う人にとって制度変更によってFNMに出やすい環境にある人は有利に、逆にFNMに出にくい環境にある人にとっては不利になりました。ちなみに僕自身は後者です。


全体として。
以前より良いか悪いかで言うならば良くなったと思います。ただ最善であったのかというと疑問が残る感じです。
理由の一つには、以前のレーティングシステムの問題点の一つに「実力を表せていない」というものがありましたが、新システムでもそれはあまり改善していないように思われます。自分にもその方法は全く思いつかないですし、その実現はなかなか難しいとは思うのですが。
あとは、加算式の制度は大会への積極的な参加を促すという点では良いですが、周りであまり大会が開かれないような環境にいる人にとってはどうしても不利になります。これも仕方が無いのかもしれませんが、なにかフォローがあれば良かったなぁと思わなくもないところです。

コメント

nophoto
まなぶ
2011年9月7日14:53

半引退なのに未だに過去のレーティングだけで世界選手権招待枠を持ってる人がいることに対しての対策としては非常に良かったと思います。
それと過去の自分の参加大会等が一目で分かるのも地味に嬉しいですね
そういえばこんな大会出てたなーとアルバムを見返すような気分になりました

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