赤黒狂喜について モダマスアーキタイプドラフトNo.1
2015年5月20日コメント (2)~はじめに~
モダマスドラフトは1回分が高い。だからそんなにたくさん出来ない。少しの体験を有意義に過ごすために今考えられることは考えておこう。
ということでモダマス2015の2色の組み合わせ別ドラフトアーキタイプをカードリストを見ながら想像と妄想で考察してみます。実際のドラフトではゲーム理論的な各プレイヤーの思惑やリストからだけでは読み取れなかった環境によるカードの優劣もあるのでここに書いたことは50%も当てはまらないかもしれません。ですが環境初期ということで何かしら取っ掛かりになれば良いと思います。
ちなみに僕の考える(ウィザーズが想定したであろう)2色組み合わせは以下の通りです。
白青:アーティファクト
白黒:スピリットクラフト
白赤:二段攻撃と装備品
白緑:トークンと召集
青黒:増殖
青赤:部族エレメンタル
青緑:移植
黒赤:狂喜
黒緑:トークンと生け贄
赤緑:彩色、版図
これ以外にもアーキタイプはあるとは思いますが、ひとまずはこの10種と基本として見て行きたいと思います。
~赤黒狂喜について~
そして1回めに取り上げたいのは赤黒の狂喜です。
赤黒の狂喜デッキは恐らくモダマス2015環境で最速のアーキタイプになると思われるので、環境の速度を定義します。他の非アグロのシナジーデッキは赤黒に打ち倒されないような防御力を備えることが勝ち残るための条件となり、最初に赤黒を見ていくことで今後他の色の組み合わせをみるときの指針にもなるでしょう。
リミテッドの基本は「コモン」です。デッキはほぼコモンで構成されることになり、カード単体の出現率も高いので特定のカードでも狙って集めやすいです。まずは赤黒というカラーリングのコモンの分布を見ていくことで全体を見ます。
赤と黒でプレイ可能なコモンをマナ域順に全て書き出してみます。プールの全体像を把握することでピック時に最終形をイメージしやすくなります。明らかにアーキタイプと合致しないものは予め省いています。
注目すべきカードは赤字で目立たせています。
☆コモンクリーチャー
1マナ域は《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger》が特に優秀ですね。狂喜デッキは1ターン目に《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger》から始まって安定して狂喜し続けるのが一番簡単な勝ちパターンだと思います。
他には《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator》が赤黒狂喜のようなアグロ向け。
《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger》は赤黒なら見たら即ピックくらい、《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator》は《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger》だけでは足りない1マナを埋めます。
2マナ域には赤黒専用っぽいカードは《薄暮狩りのコウモリ/Duskhunter Bat》1種類しかないように見えます。
他も悪くはないですが狂喜シナジーという目線で見ると2マナ地上パワー2でしかないようなラインナップなので、2マナ域を強くするためには《薄暮狩りのコウモリ/Duskhunter Bat》を優先してピックする必要がありそうです。幸いなことにきちんと狂喜出来るデッキでないと《薄暮狩りのコウモリ/Duskhunter Bat》は取りにくいので、流れてくることを期待しやすいのは強みです。
3マナ域は《血のオーガ/Blood Ogre》を是非たくさん取りたいですね。このカードはただただ強い。見た目強いカードなので純正赤黒狂喜以外の赤をドラフトしているプレイヤーにも取られやすいです。見たら即ピック。ただどんなに頑張っても3マナ域を《血のオーガ/Blood Ogre》だけでは埋められないと思うので他の3マナ域も取る必要があります。
狂喜はアグロなので《まばゆい魂喰い/Blinding Souleater》を色の合っていないデッキの中では強く使える方です。
《陰極器/Cathodion》は無色なのに3/3メリット持ちというおかしいスペックで《血のオーガ/Blood Ogre》の次点の3マナ域アタッカーとして安定しています。
とにかく攻撃を通すことが重要な狂喜にとっては、《幽霊の変わり身/Ghostly Changeling》も、3ターン目に出す→4ターン目に4マナ立たせてアタック、とすると相手はブロックしづらくそのまま《血まみれ角のミノタウルス/Gorehorn Minotaurs》をプレイするプランが見えるので悪くはないですね。
《鎌切り/Sickleslicer》はカードとしては悪く無いですが、狂喜誘発という視点で考えるなら少し遅い気がします。
コモンの4マナ域はなんと1種類しかいませんでした。考える余地が無いですね。それほどまでにモダマスのドラフトは早い環境ということなのでしょうか?
4マナの選択肢が1種類しかないということは代用が効かないので、特に優先する必要があります。他のマナ域のカードと《血まみれ角のミノタウルス/Gorehorn Minotaurs》とで迷ったら《血まみれ角のミノタウルス/Gorehorn Minotaurs》の方を取っておけば自然と最終形が安定した形になるということですね。
こうみるとやはりモダマスのドラフトは4マナ5マナでどうこうする環境じゃないよというウィザーズからのメッセージなのでしょう。どちらも取る必要がないと思います。
☆コモンスペル
狂喜においては赤の火力は「プレイヤーに打ってから狂喜達成でクリーチャープレイ」という選択肢を生むのでいつもよりさらに価値があります。《はらわた撃ち/Gut Shot》をファイレクシアマナで本体に打って《血のオーガ/Blood Ogre》を狂喜で出せたことによって勝利するゲームもあるかもしれません(カードアドバンテージを失うので、個人的には好きでないプレイ)
《炎の覆い/Wrap in Flames(CNS)》のような最後に押しこむカードはアグロデッキならば数枚デッキに入れておきたいカードです。
《不気味な苦悩/Grim Affliction》は上手く行けば相手クリーチャーを一体除去した上で自軍のサイズがアップするという超強力な除去になります。このカードに関しては増殖の青黒よりも赤黒で使うのが一番強いでしょう。
《粗暴な力/Brute Force》は赤い巨大化ですが単純に強力なカードです。僕は個人的にリミテッド巨大化が見たら即ピックするレベルで好きなので恐らくそうするでしょう。装備品はどちらも攻撃し続けるという狂喜の戦略に合っていて強いです。1,2枚あればいいし、コモンなのでそこまで急いで取らなくても取れると思うので、無理せず拾えるときに拾っておく。
特に必須なカードは無いように見えます。強いて言えば《粉々/Smash to Smithereens》を隙を見て拾っておくのが匠の業です。打てれば強い。
はい。コモンをひと通り見終わりました。コモンしか取れないとしてデッキの理想型はこんな感じでしょうか。
2マナ域の強力クリーチャーがもう少し欲しいですね。しかしまだアンコモンがあります。アンコモンは欲しいものが必ず出るというわけではないですがシナジー前提のカードなんかは割りと期待できたりします。上手くアンコモンでコモンの穴を埋められると完成度が上がります。見て行きましょう。
☆アンコモンクリーチャー
来ました!!薄かった2マナと4マナがアンコモンで補完されています!!《嵐血の狂戦士/Stormblood Berserker》は最強!!
3/1飛行も狂喜と噛み合っていて単純に強いです。4/4もデカイ!
《スカルガンの火の鳥/Skarrgan Firebird》は狂喜と書いてあるものの6マナも出すデッキじゃないのでピックしない方がいいでしょう。
《ゴミあさりのドレイク/Scavenger Drake》は普通に使ってもそこそこ、《血まなこの練習生/Bloodshot Trainee》は取り敢えずピックして《銅の甲殻/Copper Carapace》《鎌切り/Sickleslicer》で無敵砲台。
☆アンコモンスペル
アンコモンの除去は強いのは当然。《迫撃鞘/Mortarpod》が狂喜達成用に使えるので少し評価があがります。
《テゼレットの計略/Tezzeret’s Gambit》はデッキが綺麗に組めてる場合は全体強化にもなるりますし、黒の-1/-1カウンターとも相性が良いので単なる《血の署名/Sign in Blood(DDD)》には終わりません。
《破壊の宴/Wrecking Ball》は4マナインスタント除去としてリミテッドでは十分強いですが、今回はバウンスランドが10枚あるので土地破壊のモードで唱えることも多くあるでしょう。
アンコモンも含めた理想型はこんな感じです。(スペルは省略)
~全体のまとめ~
コモンでは1マナから順調に展開するため《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger》が非常に重要。多ければ多いほどよい。
特に注意すべきは4マナ。コモンには《血まみれ角のミノタウルス/Gorehorn Minotaurs》しかいないので、意識しないと4マナ以降が全く無いということにもなるかも。
アンコモンは《嵐血の狂戦士/Stormblood Berserker》がとにかく欲しい。《嵐血の狂戦士/Stormblood Berserker》が運良くたくさん出るかそうでないかで赤黒狂喜の出来が決まる、と将来言われるようになっていても不思議じゃない。
スペルは攻撃を通すものを中心に、必須なカードはなく基本的にどれも代替可能。最後の数点を押しこむカードを2,3枚は仕込む事を忘れない。
~あとがき~
赤黒つよそうですね!取り敢えずデッキぽくなるので組みやすそうです。
僕は実績あるプレイヤーとかでもないのでこんな長々と語っても説得力がないのですが、お金がなくて時間のある暇人の妄想読み物として楽しんで頂けたのなら暇人冥利につきますm(_ _)m
今回は勢いだったので残りの9個続くかは微妙ですが今のところやる気はあります。では。
追記:ファイマナ、多色、混成が抜けてたので足しました。
追記:青黒の記事を書いていて《不気味な苦悩/Grim Affliction》がめちゃくちゃ強い事に気がついたので記述を一部変更しました。
モダマスドラフトは1回分が高い。だからそんなにたくさん出来ない。少しの体験を有意義に過ごすために今考えられることは考えておこう。
ということでモダマス2015の2色の組み合わせ別ドラフトアーキタイプをカードリストを見ながら想像と妄想で考察してみます。実際のドラフトではゲーム理論的な各プレイヤーの思惑やリストからだけでは読み取れなかった環境によるカードの優劣もあるのでここに書いたことは50%も当てはまらないかもしれません。ですが環境初期ということで何かしら取っ掛かりになれば良いと思います。
ちなみに僕の考える(ウィザーズが想定したであろう)2色組み合わせは以下の通りです。
白青:アーティファクト
白黒:スピリットクラフト
白赤:二段攻撃と装備品
白緑:トークンと召集
青黒:増殖
青赤:部族エレメンタル
青緑:移植
黒赤:狂喜
黒緑:トークンと生け贄
赤緑:彩色、版図
これ以外にもアーキタイプはあるとは思いますが、ひとまずはこの10種と基本として見て行きたいと思います。
~赤黒狂喜について~
そして1回めに取り上げたいのは赤黒の狂喜です。
赤黒の狂喜デッキは恐らくモダマス2015環境で最速のアーキタイプになると思われるので、環境の速度を定義します。他の非アグロのシナジーデッキは赤黒に打ち倒されないような防御力を備えることが勝ち残るための条件となり、最初に赤黒を見ていくことで今後他の色の組み合わせをみるときの指針にもなるでしょう。
リミテッドの基本は「コモン」です。デッキはほぼコモンで構成されることになり、カード単体の出現率も高いので特定のカードでも狙って集めやすいです。まずは赤黒というカラーリングのコモンの分布を見ていくことで全体を見ます。
赤と黒でプレイ可能なコモンをマナ域順に全て書き出してみます。プールの全体像を把握することでピック時に最終形をイメージしやすくなります。明らかにアーキタイプと合致しないものは予め省いています。
注目すべきカードは赤字で目立たせています。
☆コモンクリーチャー
1マナ
《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger》《病に倒れたルサルカ/Plagued Rusalka》《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator》《皮剥ぎの鞘/Flayer Husk》
1マナ域は《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger》が特に優秀ですね。狂喜デッキは1ターン目に《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger》から始まって安定して狂喜し続けるのが一番簡単な勝ちパターンだと思います。
他には《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator》が赤黒狂喜のようなアグロ向け。
《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger》は赤黒なら見たら即ピックくらい、《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator》は《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger》だけでは足りない1マナを埋めます。
2マナ
《薄暮狩りのコウモリ/Duskhunter Bat》《血の座の吸血鬼/Bloodthrone Vampire》《魂光りの炎族/Soulbright Flamekin》《ヴィーアシーノの殺戮士/Viashino Slaughtermaster》《鎌の切り裂き魔/Sickle Ripper》《ルーンの苦役者/Runed Servitor(ROE)》
2マナ域には赤黒専用っぽいカードは《薄暮狩りのコウモリ/Duskhunter Bat》1種類しかないように見えます。
他も悪くはないですが狂喜シナジーという目線で見ると2マナ地上パワー2でしかないようなラインナップなので、2マナ域を強くするためには《薄暮狩りのコウモリ/Duskhunter Bat》を優先してピックする必要がありそうです。幸いなことにきちんと狂喜出来るデッキでないと《薄暮狩りのコウモリ/Duskhunter Bat》は取りにくいので、流れてくることを期待しやすいのは強みです。
3マナ
《幽霊の変わり身/Ghostly Changeling》《内炎の点火者/Inner-Flame Igniter》《血のオーガ/Blood Ogre》《まばゆい魂喰い/Blinding Souleater》《陰極器/Cathodion》《鎌切り/Sickleslicer》
3マナ域は《血のオーガ/Blood Ogre》を是非たくさん取りたいですね。このカードはただただ強い。見た目強いカードなので純正赤黒狂喜以外の赤をドラフトしているプレイヤーにも取られやすいです。見たら即ピック。ただどんなに頑張っても3マナ域を《血のオーガ/Blood Ogre》だけでは埋められないと思うので他の3マナ域も取る必要があります。
狂喜はアグロなので《まばゆい魂喰い/Blinding Souleater》を色の合っていないデッキの中では強く使える方です。
《陰極器/Cathodion》は無色なのに3/3メリット持ちというおかしいスペックで《血のオーガ/Blood Ogre》の次点の3マナ域アタッカーとして安定しています。
とにかく攻撃を通すことが重要な狂喜にとっては、《幽霊の変わり身/Ghostly Changeling》も、3ターン目に出す→4ターン目に4マナ立たせてアタック、とすると相手はブロックしづらくそのまま《血まみれ角のミノタウルス/Gorehorn Minotaurs》をプレイするプランが見えるので悪くはないですね。
《鎌切り/Sickleslicer》はカードとしては悪く無いですが、狂喜誘発という視点で考えるなら少し遅い気がします。
4マナ
《血まみれ角のミノタウルス/Gorehorn Minotaurs》
コモンの4マナ域はなんと1種類しかいませんでした。考える余地が無いですね。それほどまでにモダマスのドラフトは早い環境ということなのでしょうか?
4マナの選択肢が1種類しかないということは代用が効かないので、特に優先する必要があります。他のマナ域のカードと《血まみれ角のミノタウルス/Gorehorn Minotaurs》とで迷ったら《血まみれ角のミノタウルス/Gorehorn Minotaurs》の方を取っておけば自然と最終形が安定した形になるということですね。
5マナ
《戦慄の徒食者/Dread Drone》《小走りの死神/Scuttling Death》
こうみるとやはりモダマスのドラフトは4マナ5マナでどうこうする環境じゃないよというウィザーズからのメッセージなのでしょう。どちらも取る必要がないと思います。
☆コモンスペル
除去
《噴出の稲妻/Burst Lightning》《はらわた撃ち/Gut Shot》《部族の炎/Tribal Flames》《焦熱の落下/Fiery Fall》《炎の覆い/Wrap in Flames(CNS)》《骨の粉砕/Bone Splinters》《不気味な苦悩/Grim Affliction》《感染の賦活/Instill Infection》《名も無き転置/Nameless Inversion》《減縮/Shrivel》
狂喜においては赤の火力は「プレイヤーに打ってから狂喜達成でクリーチャープレイ」という選択肢を生むのでいつもよりさらに価値があります。《はらわた撃ち/Gut Shot》をファイレクシアマナで本体に打って《血のオーガ/Blood Ogre》を狂喜で出せたことによって勝利するゲームもあるかもしれません(カードアドバンテージを失うので、個人的には好きでないプレイ)
《炎の覆い/Wrap in Flames(CNS)》のような最後に押しこむカードはアグロデッキならば数枚デッキに入れておきたいカードです。
《不気味な苦悩/Grim Affliction》は上手く行けば相手クリーチャーを一体除去した上で自軍のサイズがアップするという超強力な除去になります。このカードに関しては増殖の青黒よりも赤黒で使うのが一番強いでしょう。
戦闘関係
《粗暴な力/Brute Force》《ヴェリズ・ヴェルの刃/Blades of Velis Vel》《ゴブリンの戦化粧/Goblin War Paint》《銅の甲殻/Copper Carapace》《帆凧/Kitesail》 《使徒の祝福/Apostle’s Blessing》
《粗暴な力/Brute Force》は赤い巨大化ですが単純に強力なカードです。僕は個人的にリミテッド巨大化が見たら即ピックするレベルで好きなので恐らくそうするでしょう。装備品はどちらも攻撃し続けるという狂喜の戦略に合っていて強いです。1,2枚あればいいし、コモンなのでそこまで急いで取らなくても取れると思うので、無理せず拾えるときに拾っておく。
その他
《目覚めの悪夢/Waking Nightmare》《死の否定/Death Denied》《血の署名/Sign in Blood(M10)》《粉々/Smash to Smithereens》《太陽の宝球/Sphere of the Suns》《旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble(DDI)》
特に必須なカードは無いように見えます。強いて言えば《粉々/Smash to Smithereens》を隙を見て拾っておくのが匠の業です。打てれば強い。
はい。コモンをひと通り見終わりました。コモンしか取れないとしてデッキの理想型はこんな感じでしょうか。
クリーチャー
1マナ
《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger》《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator》
2マナ
《薄暮狩りのコウモリ/Duskhunter Bat》、他ぱっとせず
3マナ
《血のオーガ/Blood Ogre》、他そこそこ優良
4マナ
《血まみれ角のミノタウルス/Gorehorn Minotaurs》
スペル
《噴出の稲妻/Burst Lightning》《はらわた撃ち/Gut Shot》《不気味な苦悩/Grim Affliction》《粗暴な力/Brute Force》《炎の覆い/Wrap in Flames(CNS)》《帆凧/Kitesail》
2マナ域の強力クリーチャーがもう少し欲しいですね。しかしまだアンコモンがあります。アンコモンは欲しいものが必ず出るというわけではないですがシナジー前提のカードなんかは割りと期待できたりします。上手くアンコモンでコモンの穴を埋められると完成度が上がります。見て行きましょう。
☆アンコモンクリーチャー
1マナ
無し
2マナ
《嵐血の狂戦士/Stormblood Berserker》《ディミーアのギルド魔道士/Dimir Guildmage》
3マナ
《短剣爪のインプ/Daggerclaw Imp》《アッシェンムーアの抉り出し/Ashenmoor Gouger》《炉火のホブゴブリン/Hearthfire Hobgoblin》《安息無き亡霊/Restless Apparition》
4マナ
《ゴミあさりのドレイク/Scavenger Drake》《吸血鬼ののけ者/Vampire Outcasts》《血まなこの練習生/Bloodshot Trainee》
6マナ
《スカルガンの火の鳥/Skarrgan Firebird》
来ました!!薄かった2マナと4マナがアンコモンで補完されています!!《嵐血の狂戦士/Stormblood Berserker》は最強!!
3/1飛行も狂喜と噛み合っていて単純に強いです。4/4もデカイ!
《スカルガンの火の鳥/Skarrgan Firebird》は狂喜と書いてあるものの6マナも出すデッキじゃないのでピックしない方がいいでしょう。
《ゴミあさりのドレイク/Scavenger Drake》は普通に使ってもそこそこ、《血まなこの練習生/Bloodshot Trainee》は取り敢えずピックして《銅の甲殻/Copper Carapace》《鎌切り/Sickleslicer》で無敵砲台。
☆アンコモンスペル
《ダークスティールの斧/Darksteel Axe》《迫撃鞘/Mortarpod》《転倒の磁石/Tumble Magnet》《死の印/Deathmark》《四肢切断/Dismember》《病気の拡散/Spread the Sickness》《焼却/Combust》《稲妻/Lightning Bolt》《恨み唸り/Spitebellows》《破壊の宴/Wrecking Ball》《テゼレットの計略/Tezzeret’s Gambit》《変異原性の成長/Mutagenic Growth》
アンコモンの除去は強いのは当然。《迫撃鞘/Mortarpod》が狂喜達成用に使えるので少し評価があがります。
《テゼレットの計略/Tezzeret’s Gambit》はデッキが綺麗に組めてる場合は全体強化にもなるりますし、黒の-1/-1カウンターとも相性が良いので単なる《血の署名/Sign in Blood(DDD)》には終わりません。
《破壊の宴/Wrecking Ball》は4マナインスタント除去としてリミテッドでは十分強いですが、今回はバウンスランドが10枚あるので土地破壊のモードで唱えることも多くあるでしょう。
アンコモンも含めた理想型はこんな感じです。(スペルは省略)
1マナ
《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger》《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator》
2マナ
《薄暮狩りのコウモリ/Duskhunter Bat》《嵐血の狂戦士/Stormblood Berserker》
3マナ
《血のオーガ/Blood Ogre》《短剣爪のインプ/Daggerclaw Imp》《アッシェンムーアの抉り出し/Ashenmoor Gouger》
4マナ
《血まみれ角のミノタウルス/Gorehorn Minotaurs》《吸血鬼ののけ者/Vampire Outcasts》
~全体のまとめ~
コモンでは1マナから順調に展開するため《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger》が非常に重要。多ければ多いほどよい。
特に注意すべきは4マナ。コモンには《血まみれ角のミノタウルス/Gorehorn Minotaurs》しかいないので、意識しないと4マナ以降が全く無いということにもなるかも。
アンコモンは《嵐血の狂戦士/Stormblood Berserker》がとにかく欲しい。《嵐血の狂戦士/Stormblood Berserker》が運良くたくさん出るかそうでないかで赤黒狂喜の出来が決まる、と将来言われるようになっていても不思議じゃない。
スペルは攻撃を通すものを中心に、必須なカードはなく基本的にどれも代替可能。最後の数点を押しこむカードを2,3枚は仕込む事を忘れない。
~あとがき~
赤黒つよそうですね!取り敢えずデッキぽくなるので組みやすそうです。
僕は実績あるプレイヤーとかでもないのでこんな長々と語っても説得力がないのですが、お金がなくて時間のある暇人の妄想読み物として楽しんで頂けたのなら暇人冥利につきますm(_ _)m
今回は勢いだったので残りの9個続くかは微妙ですが今のところやる気はあります。では。
追記:ファイマナ、多色、混成が抜けてたので足しました。
追記:青黒の記事を書いていて《不気味な苦悩/Grim Affliction》がめちゃくちゃ強い事に気がついたので記述を一部変更しました。
コメント
鮮度のあるうちにできるだけ頑張ってみます。